あなたは何にわくわくできるだろう?

SophiaGEDの新しい取り組み。
オンラインベース 探究学習サポートプログラムサービス
「せかい探究部」
をはじめます。

高校生が、世界の事柄や東南アジアのフィールドを題材に、「高揚感 – わくわく感」を持てる探究に取り組み、外の世界に対する理解や考えを深め、自分の中の世界を探り、それら2つの「世界」の繋がりを発見し、未来へ進むきっかけとなる学びを継続的にサポートします。

プログラムが目指すものと内容をまとめました。

高校生のみなさんの未来と「探究学習」

新しい事象や変化と向き合いながら、未来を創っていくこれからの時代。プロセスを組み立てながら自ら学び考える – 常に「探究」の姿勢を持てる人に。

グローバル化の進展とその反動、情報化や技術革新により、日々社会のあらゆる面が変化しています。
たとえば今、新型コロナウイルスのパンデミックという経験のない状況に、世界中の人々がそれぞれの立場から向き合っているところです。
予測できない未来の社会をたくましく生きていくには、そうした変化に受け身になるのではなく、主体的に向き合って関わり合いながら、一人一人が自分の可能性を最大限に発揮し、よりよい社会と人生を創り出していくことです。

そのためには、新しい事象や変化し続ける社会に対応する力が重要です。具体的にはどんな力でしょうか?
教育を取り巻く世界的な議論の中では、「21世紀型スキル*」やOECDの「キーコンピテンシー / 変革を起こす力のあるコンピテンシー**」等として概念が検討・整理され、また、日本の学校教育では2022年からの新学習指導要領での育てるべき「資質・能力の三つの柱」において「実社会で生きて働く知識および技能」「未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力など」「学んだことを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力、人間性など」として示しています。

これらの社会的な背景を受けた教育では、分野横断的なテーマや課題を軸に、様々な知識や力を組み合わせたり、新たに得たりしながら、活動や学びのプロセスを自分で組み立てながら進めていく『探究型学習』が、「自ら学び・自ら考える力」を育てるための、一つの核となる活動して取り入れられています。
探究型学習では、「課題の設定」「調査(文献調査・フィールドワーク、実験、観察等の活動)」「整理・分析」「まとめ・表現」という一連の探究活動のプロセスに主体的に参加することを通して、内容知と方法知を合わせて伸ばしていきます。

SophiaGEDは、2020年4月の「課題研究セミナー」(記事リンク)の実施や、コロナ禍での教育を取り巻く状況の変化から考え、オンラインでの探究学習支援の新たな形を模索することしました。

課題の設定

調査

整理・分析

まとめ・表現

Sophia GEDが 高校生に体験してもらいたいこと

「高揚感 – わくわく感」を持って、自分の探究心を投じられることに出会おう。

東南アジアを入り口に世界と繋がり、自分を鍛えて未来を築こう。

探究学習で培われる力は、きっと、高校生の皆さんがこれからの社会を生きていく力につながると考えています。
そして同時に、「探究」自体も、そもそも人間の人間らしい活動として、とても面白く深く重要なものです。

SophiaGEDは、「高揚感 – わくわく感」が人生において大切な要素のひとつ、という価値観を共有しています。
探究すること、探究を繰り返しながら自分らしい何かに取り組み続けること、それを通じて人や社会とつながったり、何かをより良く理解したり、新たに生み出したり、変えたりできることはとても面白いことで、そしてそれらがまた次の活動や場へつながっていきます。
私たち自身、日々の学び・研究や仕事、とくに多様な価値観が入り混じる海外の人とも関わる活動に、悩んだり苦労したりしながらも、わくわく感を感じること(自分の中から「やりたい!」という衝動が沸き起こるもの)に取り組み、自分の知識やできることを少しずつ広げ続けてきました。
そして今、そのような活動のきっかけを広げることを、自分たちの教育活動として展開しようと、日々挑戦しています。

私たちが主なフィールドとしている東南アジア地域は、変化する世界の中でも、特にダイナミックに経済社会が変化しています。そこに、各国の異なる特色、地域としての取り組み、新たに生じる課題など、調べたり考えてみる価値のある多様な要素が詰まっています。また、この先日本が世界と関わりながら進んでいく上で、東南アジアは身近なパートナーです。高校生のみなさんに今から身近に感じたり考えてもらいたいことで溢れています。

探究学習を通じて、高揚感 – わくわく感を持って、世界のどこか自分らしい場所で、自分らしい活動を通じて、より良い社会や人生を創っていける人へと、高校生のみなさんがたくましく成長していかれることを支え、そして、そんな人々で構成される豊かな社会を目指して、SophiaGEDチームも全国の学校や先生方・高校生のみなさんと一緒に取り組んでいきたいと思い、このプログラムを企画しました。

Sophia GEDの「探究学習サポートプログラム」で行っていくこと

オンラインベース、世界と関わる探究学習プロセス全体にかかるサポート

SophiaGEDでは、上智大学(Sophia University)の教育を基盤とし、海外を含む高校・大学の教育現場での教育経験海外をフィールドとした仕事や研究の経験多数の海外スタディーツアーも行っている現地のネットワークを元に、チームとして高校生の探究学習をサポートをします。
数ヶ月〜年単位の中長期で、継続的なオンラインコミュニケーション、フィールドワークや調査のアレンジ、調査・分析や発表に関するスキルレクチャーやアドバイス等、プロセス全体を通じて総合的に探究学習を支援します。

テーマ・領域:世界と関わる題材、東南アジア地域を入り口に。

タイに拠点を持つSophiaGEDとして、世界と関わるテーマ、特にまずは物理的にも文化的にも日本と近い東南アジア地域を題材やフィールドとして探究活動を行っていく高校生のみなさんのサポートを基軸として考えています。国際社会やアジア地域をベースの領域としつつ、その中で各自の個性のあるテーマを設定し、一人一人と共に探っていきます。

・SDGsなどのグローバルな社会課題に、粘り強く取り組むこと
・異なる文化を自分の目や頭や心で深く知り、考えること
・世界と自分の接点を探り、未来を考えていくこと 
など、テーマや方向性はそれぞれです。
大切なことは、自分自身がそのテーマに取り組むことに高揚感を持てるか(衝動が沸き起こるか)です。

まずはテーマ自体を本質的に深めることを目指し、次項にあげるような方法で東南アジアや世界を見ることや考えることを支援していきます。
加えて、プロセスを通じて自らで学びを継続していける力や、学びを楽しめる感性を伸ばせるような探究活動になるよう、わくわくする機会を多く生み出したり、それを増幅できる支援をしたいと考えています。

Discussion
方法:継続的なオンラインコミュニケーション + セミナー + 体験アレンジ の複合系

① オンラインツールを使った継続的なコミュニケーション
オンラインプラットフォーム(Google Classroomを検討中)での課題やコメントのやりとりや、ビデオ通話Zoom/Google meet等での個人やグループでの話し合い等を通じて、探究の方向性や進め方への継続的なサポートを行います。

 ・テーマ設定における個人の個性や興味の発見
 ・進捗や状況の共有や方向性の相談
(・オンラインツールやソフトウェアの使い方、新しいツールを学ぶ方法も一つのスキルと考えます)

② 探究活動のヒントになるオンライン学習機会の提供
探究のプロセスに応用できる知識やスキルを得る機会をつくります。大学や研究者の研究での考え方や技術をベースとしながら、「自分のものさし」となるような物事の見方や考え方を自身で学んでもらうきっかけをつくり、探究に応用してもらいたいと思います。

 国際社会や地域研究に関するトピックに関するオンラインセミナー
 ・テーマや研究計画の考え方、調査・分析法、ツールの使い方などの探究スキルのセミナー/ワークショップ
 ・論文の書き方、プレゼンテーションなど、まとめや表現のスキルに関するセミナー、アドバイス

③ 現地調査や活動に関するアレンジと実施サポート
各自の探究活動の中で、実際に現地を訪問したり、具体的な調査を行う活動を希望する際の、調査アレンジや実施を支援します。

 ・学校単位や個人で参加できるスタディーツアー
 ・現地の方との対面/オンラインでのインタビュー調査

④ 大学の研究者を含む、探究成果を軸としたコミュニケーションの機会の創出
探究を通じて得た自分の発見や考えを素材としてコミュニケーションを生み、次へつなげる機会をつくります。

 ・大学の教員・大学院生、海外の人などとのオンライン発表会・意見交換会
 ・国内外のシンポジウム等、アウトプットの場との接続支援

▼ 探究の流れとサポートプログラムの内容イメージ

▼ ツールや活動の例と活用シーンのイメージ

対象・体制(調整中)

① 個人サポート
学校内外の活動で、世界に関わるテーマを持って探究したい人、SophiaGEDと一緒に考えることをやってみたい人を対象に、個人へのサポートを提供します。

② 学校単位でのサポート
世界に関するテーマ、特に東南アジア地域を題材やフィールドに探究活動を行われている学校や、一般的なリサーチの方法についてのレクチャーなどの面で、(学校との連携)

こんなスタッフが関わります

上智大学発の事業会社として、大学での教育・研究や教育学の知見をベースとしたプログラムデザイン
海外現地経験やスキルに富む、個性豊かなスタッフがチームでサポート

廣里 恭史 (Yasushi Hirosato)

上智大学グローバル教育センター教授兼SophiaGED代表取締役。
世界銀行特別任務官、名古屋大学大学院教授、アジア開発銀行主席教育専門官を経験。国際教育開発・協力論を専攻。上智大学修士、ピッツバーグ大学博士。

フィリピン・タイ・ベトナム・カンボジア・ラオス・ミャンマー・インドネシアなど東南アジアの国々での30年以上に及ぶ海外現地経験。
現地での泥臭い実体験・強いネットワーク、そして大学教員・研究者としてのスキルを生かして高校生の学びを深めていきます。

これまでの関連プロジェクト事例
SDGs課題探究セミナー
https://sophia-ged.com/ja/20200425seminar-followup/
上智大学海外実践型プログラム
https://sophia-ged.com/ja/studytours-sophia/

新 江梨佳 (Erika Atarashi)

SophiaGEDプログラムディレクター。
東京大学教育学研究科修士。博士課程在籍中。
北海道大学理学部卒業後、気象情報会社勤務、JICA青年海外協力隊(マラウイ・理数科教師)、SGH校を含む国内外の教育の実務と学びを並行中。

アフリカ・マラウイ共和国で延べ3年間の教育経験と村に滞在してのフィールド研究、フィリピン・カンボジア・ラオス・ベトナム等での学生海外フィールドワークのコーディネート、25ヵ国以上の訪問、課題研究支援等の経験から、フィールドでの活動や学びの面白さを体感できる機会を支えます。

これまでの関連プロジェクト事例
SGH校のPBL支援(フィリピン・衛生教育)https://www.junten.ed.jp/contents/contentslist/sgh/13468/
マラウイ共和国 サイエンスクラブ 科学探究プロジェクト
https://youtu.be/cl6gWGXcl5E

ミントラ・ヨンアナン (Mintra Yonarnan)

SophiaGEDプログラムディレクター。
タイの最高学府、チュラロンコン大学 政治学研究科修士(国際開発学)。
英語と韓国語を話し、タイの難関国家公務員資格に合格、韓国企業で働いたキャリアも持ちます。

タイと他国を繋ぐ実務経験や、東南アジアの文化や社会情勢に関する知識やスキルを生かし、タイや東南アジアでの学びを、日本の高校生と現地をつなぐコーディネート等を通じてサポートします。

参考:募集終了しました | せかい探究部1期生 体験校について

体験・1期生の募集は、期日をもって終了とさせていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました!

6月中旬より、プログラムの具体化の試行錯誤も含めて、全国各地(海外校も含む)からの高校生と、探究学習に取り組んでいきます。
様々な思い・考えや経験をもつ個性豊かな高校生が集まり、ここから豊かな学びやわくわくが生まれていきそうです。みなさんで良い場・機会を創れるよう、頑張っていきます。
一部活動の様子は、「せかい探究部」ページで公開しています。応援どうぞよろしくお願いします。

*21世紀型スキル:国際団体ATC21sによる、21世紀の社会を生き抜く上で必要とされるリテラシー的スキル。思考の方法、仕事の方法、仕事のツール、社会生活に関する10項目のスキルで構成される。

**キーコンピテンシー:OECDが組織したDeSeCoプロジェクトで示された能力概念。「道具を相互作用的に用いる」「多様性のある集団の中で相互に関わり合う」「自律的に行動する」の3つのカテゴリーで構成され、核心には「思慮深さ」 が置かれる。さらに、Education2030プロジェクトではこれらに立脚し、変革を起こす力のあるコンピテンシーとして、「新たな価値を創造する力」「対立やジレンマを克服する力」「責任ある行動をとる力」が新たに示された。